オリックスバファローズ 2015

オープン戦 オリックス５―０阪神 （3月20日 京セラＤ）

・投手
オ：バリントン 、マエストリ 、白仁田 、古川 、榊原 - 伊藤

阪：岩田 、松田 、石崎 、呉昇桓 - 梅野 、藤井彰

虎党が歯ぎしりしそうな一撃に、京セラドームが沸いた。５回、１死一、二塁。阪神の開幕投手候補であるメッセンジャーをオリックス・中島が打ち砕いた。抜けたカットボール系の外角球を豪快に振り抜き、左翼フェンス直撃となる適時二塁打。「状態も上がってきている。打とうと思った時に打ちにいけているので」と、甘い球を見逃さず、手応えありの様子だった。

　昨オフ、阪神や西武との獲得合戦に勝ち、オリックス入団が決まった。因縁の相手との初対決に注目が集まったが、本人は試合前に「関西ダービーって言うんですか？　全く意識ないですよ」と笑いながら否定。それでも初回に左前打を放つなど複数安打をマークし、しっかり結果を残した。７回には無理せず四球を選び、３試合連続の猛打賞とはいかなかったが、状態はかなり上向きだ。

　しっかりとした調整法が土台にある。この日の試合前練習では、１６日の練習日に続き、ロングティー打撃を行った。「広島のときぐらいに、振りが小さくなっている」と反省したことがきっかけで、それ以来爆発。打率も・３８２まで上昇した。佐藤打撃コーチも「あれだけの選手だから、段々仕上がってくるだろう」と信頼している。

　この日、新４番候補のブランコが左膝の炎症で離脱。福良ヘッドコーチは、開幕に間に合わない場合に備えて、代役の４番候補に「そうなるかな」と中島を指名した。ただ、この勝負強さがあれば問題ないだろう。本人も「いろんな投手のタイミングに合わせられるようになってきた」と、開幕前の最終仕上げに突入。４番でも、５番でも、期待は大きくなるばかりだ。　

試合結果
参考・引用記事

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オリックス金子千尋投手（３１）が、今季開幕戦の２７日西武戦（西武プリンスドーム）先発を回避することが
決定的となった。
１９日、ほっともっと神戸で森脇浩司監督（５４）と面談。
昨年１１月２９日の内視鏡による右肘骨棘（こっきょく）除去手術の影響など、総合的に判断した上で、昨年まで２年連続で務めた開幕戦は無理せずに見送る方針でまとまったようだ。
代役は来日３年目のディクソンが濃厚となった。

　金子は２月のキャンプ中にブルペン投球を開始。ここまで回復は順調だが、実戦登板はしていない。この日面談を終えた森脇監督は「状態とか状況を確認した。手術があったから、より慎重にやっていく必要がある。無理とか無茶はしたくない。野手と違って、いきなりポンと入ってきてというのはできない」と開幕戦回避をほのめかした。

　金子は２年前、キャンプ中に右前腕部円回内筋の炎症で離脱。
オープン戦に登板せず、開幕戦直前のシート打撃登板のみで開幕投手を務めた。ただ、今回は手術明け。
首脳陣は“ぶっつけ本番”は危険性が高いと考慮したようだ。
高山投手コーチは「オープン戦最後の３連戦は投げません」と、
今日２０日からの阪神３連戦（京セラドーム大阪）でも金子の実戦復帰はないと明言した。

　シーズンを長い目で見た場合、無理して故障が再発してのエース離脱は何としても防ぎたい。
開幕戦は回避の方向だが、関係者によると、今後は開幕２カード目（３１日～４月２日）のソフトバンク戦に回る可能性が浮上。その際はまず来週のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦（神戸第２）で調整登板を図ることになりそうだ。

参考・引用記事

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2015/3/18　オリックス対中日の試合
第3回戦 1勝2敗0分 ｜ 観客数： 16,819人
3－10

責任投手
勝利：八木（2勝1敗0S）
敗戦：松葉（0勝1敗0S）
バッテリー
オリックス・バファローズ
松葉 、高木 、白仁田 、古川 、馬原 - 伊藤 、田中
中日ドラゴンズ
八木 、田島 、祖父江 、又吉 、福谷 - 松井雅

・オリックス　スタメン
1 (遊) 安達 　　　　.356
2 (二) 平野恵 .240
二三 原拓 　　　　.133
3 (右) 糸井 　　　　.278
中 小田 　　　　.182
4 (指) ブランコ .273
走指 吉田雄
打指 ヘルマン 　.458
5 (一) 中島 　　　　.355
走二 西野　　　　 .100
6 (左) T-岡田 　.261
7 (三) 小谷野 　.250
一 山本 　　　　.500
8 (捕) 伊藤 　　　　.143
打捕 田中 　　　　.333
9 (中右) 坂口 .407
走 伏見 　　　　.222
・オリックス
投手成績 防御率
負 松葉　　 5.63
　　高木 　　3.38　
　　白仁田　0.00　　　
　　古川 　　0.00 　　　
　　馬原 　　0.00
・中日
　投手成績 防御率
勝 八木 　　　1.89
　　田島　　　 3.38
　　祖父江 　　0.00
　　又吉　　　　0.00
　　福谷　　　 5.40　

・まとめ
Bs先発の松葉は、序盤から毎回ランナーを出す苦しい立ち上がり。2回までは要所を抑えて無失点で切り抜けるものの3回に1点を失うと、4回にも5本の長短打を集められ4失点。松葉は先発4回を10安打、5失点という今後の調整に課題を残す内容となった。

一方Bs打線は5回、2つのフォアボールで2死1、2塁のチャンスを作ると、2番平野恵一が鮮やかにライト線を破る2点タイムリー2BHを放ち2点を奪う。6回にもブランコ、中島、T-岡田の3連打で満塁のチャンスを作り、小谷野の内野ゴロの間に1点をもぎ取る。

この試合敗戦を喫したものの、中島が連日の3安打を放ち、好調安達はこの日もフォアボールを3個選び、しっかりと仕事をするなどの収穫のあるゲームとなった。

・コメント
◇ 森脇 浩司 監督
「松葉はあまりよくなかったけど、原因がはっきりしているから心配はしていないよ。ゲームの中で切り替えをすることが大事だね。打線は、2回のチャンスでしっかりと攻めきらないといけなかった。」
◇ 松葉 貴大 投手
「とにかく無失点に抑えるという結果を求めてマウンドに上がりましたが、序盤からテンポが悪く、なかなか波に乗ることができませんでした。しっかり反省しなければいけないと思います。」

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皆さん、こんばんは。 良いお年を。 来年もよろしくお願いいたします。

ニュースです。 オリ・真喜志Ｃにうれしい悩み　小谷野は「どこでも守れる」 オリックスの真喜志内野守備走塁コーチが中島、小谷野の加入にうれしい悲鳴だ。２０日に所用で球団施設を訪れ、日本ハム時代にも指導した小谷野について「もともと二塁手だったし、どこでも守れる」。さらには「頭が痛いわ。あれだけの補強をしてくれて、プレッシャーもある」と苦笑い。早くもキャンプ以降の起用法に頭を悩ませるぜいたくな（？）オフになった。　（神戸市内） （紙面から） では。